鈴木啓三郎 / 著
ラジオパーソナリティーとして活躍する著者が、慌ただしい日常を離れ、一ヶ月の“釣り旅行”を決行。テンカラ竿を持って、行く先は長野。
渓流釣りは、しばらく経験する機会がなさそうですが、読んでいるだけでも、とても魅力的なことがわかります。著者の飾り気のない文章で、さらに興味をひかれます。
行く先々での釣りはもちろんのこと、旅で出会ったり、再会した人たちが、本当に素晴らしい。自然を愛する心と、大らかな優しさを持った方たちばかりなのです。これも著者のお人柄ゆえでしょう。
「周りにロクな奴がいない」なんて言ってる人は、自分が悪いのかも!?。
写真もたくさん載っていて、特に魚の写真が、何度も眺めてしまうくらい美しいです。
大自然、渓流、魚のショットは、私の“ローラの釣り”とも共通するものがあると思うのですが、いかがでしょうか。
長い旅の終わりに、著者が感じたこと、見つけたのもの。釣りをする理由。
私自身も今まで、“命の尊さ”を重んじることと、“釣りをする”ことって、どうなのかなと、いくらかの矛盾に、答えを見つけられないもどかしさを感じることもありました。
その答えが、この旅の終わりに著者が記したことに込められているのだと思います。
そして、生きる素晴らしさを、心から感じるためには、この本に出てきた人たちのように、シンプルで大らかな優しさを持った生き方と、自然を愛することが大切だという思いを強くしました。
('04年9月)

著者の鈴木啓三郎(鈴木ケイザブロー)さんのオフィシャルサイト「極楽伝道師」
「若葉の釣り」のリンク集からも紹介させていただいています。
自然に感謝し、環境問題を考え、楽しみを伝えていく。自然がなければ、本当の意味での“極楽”は存在しないとの、“極楽伝道師プロジェクト”。
掲示板にリンクの報告や、本の感想などを書いたら、気さくに返事してくださり、私の掲示板にも書き込みしていただきました。
●著者のその他の作品
『鈴木ケイザブローのレディオデイズ』 , 文庫
TOKYO FM、土曜朝の3時間生放送「サタデーキックオフ」パーソナリティーをされていた時のこぼれ話。
「竿をかついで一人旅」の前のことです。その前は、プロウインドサーファーで、数々のイベントMCをされていて、ラジオ出演のきっかけとなったそうです。
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